2017年11月22日水曜日

【第7回】視覚表現の試行2:文字・レイアウト

こんにちは!TAの山下です。
今回はフォントを調べて実際に描いていきます。フォントはその種類によってデザインの印象を変える重要なレイアウトの一つです。お気に入りのフォントを見つけて実際に描いていきましょう!

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文字とデザイン

・デザインされたものには色彩やイラスト、写真、文字などいくつもの要素が絡み合っている
ー色彩、イラスト、写真などはグラフィカルな要素が強く「雰囲気」や「イメージ」を表す
ー文字は正確で必要な情報を表す
ー文字はデザインによってイメージも合わせて表す

文字とグラフィックデザインには密接な関係があり、分けて考えることはできない
「情報」としては同じ内容でも選んだ書体によってアピールする力に差がついてしまう。

文字を構成する書体

・欧文
ーアルファベットと記号順だけ
ー水平線が基準
・英語のノートは水平線が4
・欧文の書体には「O」や「C」などの空間、カウンターがありカウンターが広いと開放感があり軽やかな印象があり反対にカウンターが狭いと密度感や重さ、力強さが感じられる
・欧文書体には大きく3種類に分類できる
ーセリフ体は爪状の飾りがある
ーサンセリフ体は飾りがないまたXハイトが大きく重たい印象がある

・和文
ーひらがな、カタカナ、漢字
ー正方形の枠が基準
・原稿用紙
・和文書体も3種類に分類できる
ー明朝体には三角形の「ウロコ」という飾りがある
ーゴシック体は縦線と横線がほぼ同じ太さ
ー明治時代以降初頭に近代印刷が導入されたときに採用されたのが明朝体
ー伝統的なゴシック体
・文字の幅が単調な直線ではなく筆で描いたような抑揚がある
・暖かみのある懐かしい雰囲気
ー現代的なゴシック体
 ・幾何学的に構成されており機能的
 ・冷たい印象

今回のワークショップ

明徴体、ゴシック体から一つずつ好きなフォントを選ぶ
そのフォントを使用して自分の学生番号と名前を描く

Point
・共通のデザインでも文字の太さ(ウェイト)や角度、幅などに数種類のバリエーションが用意されているものがある
・文字を入力しただけの打ちっぱなしは文字の間隔がバラバラなので読みづらい
・文字間を調節すると読みやすくなる
・フォントを探す、参考にするときには以下のサイトがお勧め

FONTPLUS
https://webfont.fontplus.jp/font-list

モリサワフォント
http://www.morisawa.co.jp/fonts/
 
フォントによって印象が違う例

今回のワークショップ2

自分の名刺をレイアウトして描く
名刺のサイズは91㎜×55㎜で縦位置、横位置は自由
色は2色まで使用してもいい
黒色ともう一色


Point

・紙面を整理して分かりやすく見せるには共通する要素を近づけて配置する
・細部まで揃えて整える気配りをすると、紙面が美しくまとまりが表現できる
名刺の例

次回の持ち物
・鉛筆
・スケッチブック
・サインペン
・トーナルカラー96色(購買540円)
・自分の顔写真(モノクロで出力したもの または モノクロコピーしたもの)
・カッター
・スティックのりまたは両面テープ

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