2017年11月22日水曜日

【第6回】視覚表現の試行1:描く

こんにちは!TAの山下です!
今回は前回のレポート課題からレイアウトや写真の撮り方について説明します。
今回は皆さんの最終課題のポートフォリオの評価にも関係し今後他の講義や就職にも応用できる大事な内容なので是非参考にしてください!

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レイアウトについて

・レイアウトデザインの基本は「揃える」「差をつける」という二つの相反するテクニックの組み合わせがある

ー揃える(まとまりをもたせる)
各要素を関係性のあるものとして表す事ができる

ー差をつける
ある要素を目立たせたり、情報を読みとるための順番をコントロールすることができる

情報の整理

・創作物の意図を理解、抽出し、正しく配置することがデザインの第1
ー理解:これから作る創作物が
・いつ、だれが、どこで、どのように見るものなのか
・その創作物が作られる目的は何か
・どうなればその目的が果たされるのかを考察して把握する
ー抽出
ー配置

流れの設計

・要素を配置する際は、どのような順序で読ませるかを設計する
ー視線の流れを考慮し順番を考えなくても読めるようにする

直線や曲線の活用

・「線」は配置する要素を区切るためにも、関連付けるためにも使用できる

線幅を揃える

・線は使用目的に合わせて選び、幅や形を揃えるようにする
ー線が書かれていると人は自然に「区切り」を感じる
ー線に囲まれていると人は自然に中にある要素を「仲間」と感じる

・線の力は太さに比例して強く感じられる
・線の色が暗いほど印象が強く感じられる
・不用意にいろんな線を多用しない

枠の想定
・紙面に仮想の枠を想定し、その枠の中に要素を納めるのがレイアウトの基本

枠=版面 紙面全体のまとまりを作るための重要な要素
・版面率が大きいほど配置できる情報は多くなる
ー雑誌やカタログ、チラシなどの制作物に向いている
・版面率が小さいほど盛り込む情報量が少なくなる
ー多くの余白が生まれるため高級感やまとまりを感じさせる。そのため書籍やブランドのカタログに向いている

グリッドの活用
・効率よくページにまとまりを持たせるための考え方が「グリッドシステム」
ーあらかじめ紙面をグリッド(格子)によって区切り、その区切りに合わせて文章や写真などをはめ込むレイアウトの手法
ーページ内での秩序が保てる
ーレイアウトでの迷いが少なく短時間で配置ができる
ー画一的で単調に見える危険性もある


写真について

露出
・撮像素子に光を当てること
・明るいところでとる
ー自然光で撮る
 ・自然光が一番自然に映る 見たままに近い
ー蛍光灯 青白くなる
ー白熱球 オレンジ色になる
・フラッシュをオフにする
 ーフラッシュをたくと、影が消えて平板になる

焦点
・ズームすると解像度が落ちる(iPhoneの場合)
・接写するとピントが合わない
 -30㎝以上近づくとピントが合わなくなる
 -HDR(ハイダイナミックレンジ)をオン
 -ピントを合わせたい位置で長押しする
AE/AFロック(オートフォーカス)がロック、露出の設定が維持できる
・手ぶれを起こさないようにする
 -カメラは両手でしっかり押さえる
 -両脇を締める
 -場合によっては三脚に設置

撮影
・被写体(主人公)を決める
・背景を意識する
 -ファインダーから見えないところに片づける
・被写体にピントを合わせる
 -ピントを合わせたいところをタップしてピントを合わせる
・露出を調整する
 -ピントを合わせたときに出る正方形の横の太陽マークのスライダーで調整


今回のワークショップ1

写真を撮る
・実際にスマートフォン(タブレット端末)を使って自分の筆箱の写真を撮る

Point
・カメラ機能のグリッド(格子)がある人はつけて撮影する
・被写体の周りに物を置かないこと
・写真を撮るとき自分の影が映らないようにすること
 
筆箱の写真

今回のワークショップ2

自分の名前と学生番号を書く

・線を二本引きその間に自分の名前と学籍番号を書く

Point
・線に合わせてバランスよく書くこと
・漢字は大きめ、ひらがなは小さめに書くと綺麗に見える

今回のワークショップ3

自分の手のひらをみて描く

・自分の手を見て指と指紋を描く
・指紋が書き終わったら別の紙に自分の手のひらを描く

Point
・手相やしわなどをよく見て描く
・人によって手相やしわの数、形は違うためよく見ること
自分の手のスケッチ1


自分の手のスケッチ2
次回の持ち物

・ケント紙
・サインペン
・鉛筆

・スケッチブック

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